システム運用やシステム保守は、企業の根幹を担う重要な責務の伴う仕事です。システム運用の仕事では、企業活動を正常に保つためにどう進めていけばいいのか検討を行うため、大きなやりがいを感じられるでしょう。システム運用やシステム保守というと、システムの安定稼働を目指す守りのイメージを持つ人も少なくありません。しかし、自分のアイデアで改修される可能性がある攻めの部分が存在するのも事実です。運用保守はルーティンワーク的な側面が強いですが、工夫とアイデア次第で面白さを見出だせます。
IT業界への転身を考える人は、システム運用やシステム保守から入っていくのがおすすめです。システムの状況を監視したり、障害の原因を追求したりするには、ネットワークを中心にしたインフラに関する高い知識が必要です。運用保守の仕事は構築とは違い、未経験でも可能な求人案件の募集が行われていることも少なくありません。システム運用やシステム保守に慣れてきたその後のキャリアプランとして、構築に移行するのもいいでしょう。
システム運用の仕事は構築とは違い、予定通りに進まないこともあります。昨日まで正常稼働していたシステムが急なトラブルに見舞われて、思うように動かなくなってしまうことは珍しくありません。障害の切り分けをスピーディに行い、システム保守で対応するか、構築で大規模な修正を行うかを判断するのは、アグレッシブな側面であるともいえるでしょう。